バイクの自賠責保険

バイクの自賠責保険は、車と同様、加入が義務付けられています。自賠責保険は、自動車損害賠償責任保険の略で、加入しなければ、バイクの場合、罰則として６ヶ月以下の懲役、または５万円以下の罰金を払わなければなりません。また、違反点数は６点で、３０日間の免許停止となります。

バイクの自賠責保険は３種類あり、２５１ｃｃ以上の小型２輪車では、１年に約１２,３６０円。１２０～２５０ｃｃの軽２輪車では、約９,５７０円。１２５ｃｃ以下の原付では、約７,５８０円となっています。バイクの自賠責保険では、運転者に対しての、死亡、後遺障害、傷害などについての保障がありますが、その保障内容は最低限のものとなっています。ですから、対人や対物、盗難等に対しての保障は受けられません。

しかし、バイクに乗っている人でも、対人や対物の事故を起こす可能性はあります。また、盗難の危険性もあります。そのことを考えると、バイクの場合でも、自賠責保険だけでは保障しきれないように思います。また、バイクは車以上に大怪我を負い易いことも考えなければなりません。バイクで走行中は、常に事故に遭う危険性が潜んでいるのです。ですから、自賠責保険だけでは安心は得られないのです。

そのために、バイクにも自賠責保険のほかに任意保険があります。この任意保険が、対人や対物、盗難などの保障をしてくれますから、バイクを乗る以上、自賠責保険だけで十分なのか、任意保険に加入すべきかを考えなければならないのではないでしょうか。